『VisionS』セルフライナーノーツ③ 〜「共犯者」〜
こんばんは、久保田 有貴です。
アルバム『VisionS』発売を記念して、制作秘話などを紹介しています。
遅くなりましたが、ようやく第3回!
アルバムの3曲目に収録した「共犯者」!
この曲は、当時習っていたギターレッスンで教えて貰ったジャズのコード進行を使って試作したものです。
同じコード進行でもストロークのパターンを変えるだけで色んなメロディーが浮かんできたので、ずーっと繰り返しギターを掻き鳴らしているうちにできました。
歌詞は、仮歌の時点で、サビの「もういいよ〜」というフレーズを歌っていたので、「何が”もういい”んだろう…?」と自分のなかでイメージを膨らませながら書きました。
結果、浮気というか不倫というか、そういう不純な恋愛関係を匂わせる内容になりました。笑
アレンジ的には、ギターもオルガンもベースもドラムも全てカッコよくまとまったのではないかと気に入っています!
制作していてとても苦労したのが、サビのコーラスの当て方です。
女性がハモっている感じにしたくて、裏声のハモりはかなりこだわって録りました。
でも音の当て方がとても難しくて、なかなかパターンが決まりませんでした。
いつかこの曲をセルフカバーとかで再録する機会があったら、本当に女性シンガーの方にコーラスを当てて貰いたいですね。
ライブでも何度もやっていますが、いまだに自分のなかでこの曲を100%表現しきれたと思えたことはないくらい、難しい曲です。
ライブでこの曲をやってお客さんを感動させられたら、なんか「ミュージシャン」と胸張って自称できるような気がしています。笑
毎回の演奏が、その挑戦です。
これからも、大切に全力で歌っていきます。
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共犯者
昨日の夜から気になっていた
心の不信が消えなくて
また病める理由 一つ増やして
悲劇感は増幅中
教えて ぼくらはこのままでいいの?
ダメならどうすれば良いの?
そもそも互いに何求めてんだろう?
もういいよ こんな毎日が続くならば
もういっそ 契約解消して
理想色の未来など覆い隠して
何もなかったような顔で過ごしたい
体温の無い声
指先と指先で絡み合ってるのに
相手のことをみちゃいない
解り合えない 解り合う気もない
きみのむね ぼくだけのものにしたくて
ボタン外してみたけれど
色も形も予想とは違っていて…
きみも こんなぼくと同じ気持ちならば
もういいかい? We are accomplices
理想論の類いはなりをひそめて
ただ目の前のそれを愛してみたい
いま欲しいのは温かな愛
冷めた心にも合うくらいに健全な
あの体温を思い出せるような…
もういいよ こんな毎日が続くならば
もういっそ 記憶フォーマットして
理想色の未来などどっかに捨てて
何もなかったような顔で過ごしたいけど
きみも いまのぼくと同じ気持ちならば
もういいかい? We are accomplices
理想論の類いももう一度拾って
ただ目の前のきみを愛してみたい
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裏話もお楽しみに!!!